大学webはなぜac.jp?acは何の略?

大学のWebサイト・ホームページはみんなac.jp

大学のドメインのお話です。

ドメインというのは、ネット上の住所のようなもので、詳細はお名前.comさんのページがわかりやすかったので、ご紹介します。

ドメインとは?|ドメイン取るならお名前.com

このページのドメインで言えば、「kitaten.tokyo」がドメインで、「kitaten」が第二レベルドメイン、「tokyo」が第一レベルドメインにあたります。

ちなみに「kitaten」の部分は自分で選んだのですが、適当に昔住んでいた住所で決めてしまいました。ちょっと失敗だったかもしれません…。

第一レベルドメインは、「com」や「jp」などが有名ですね。
この部分は用途や国などで決まっているようです。

例えば、「com」は商業組織を表す「commercial」の略であったり、「jp」は日本の「japan」だったりとして略されています。

その中でも、日本の大学で良く使われている「ac.jp」というのは、どういったものなんでしょうか?

「ac.jp」の「ac」は何の略?

「ac.jp」の「jp」はjapanで「日本の」という意味であるとして、「ac」は何の略なのでしょうか。

調べてみると、「academic」の略だそうです。

また、日本の教育機関で良く使用されている「ed」は「education」の略のようです。

日本の教育機関においては、トップレベルドメインである「.edu」(米国教育省公認の認定機関から認可された教育機関)や「.ac」(アセンション島)とは扱いが異なります。

どうすれば取得できる?

ADドメインの取得は、誰でもできるわけではありません。
登録の資格審査もあるようです。

ADドメイン名(AD.JP)の登録管理について - JPNIC

登録資格については、
(a)学校教育法および他の法律の規定による次の組織
  • 学校(ED.JPドメイン名の登録資格の(a)に該当するものを除く)
  • 大学共同利用機関
  • 大学校、短期大学校
  • 障害者職業能力開発校、職業能力開発促進センター、職業能力開発大学校、職業能力開発短期大学校
(b)学校法人、職業訓練法人、国立大学法人、大学共同利用機関法人、公立大学法人

ちなみにed.jpは、
(a)保育所、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、専修学校および各種学校のうち主に18歳未満を対象とするもの
(b)(a)に準じる組織で主に18歳未満の児童・生徒を対象とするもの
(c)(a)または(b)に該当する組織を複数設置している学校法人、(a)または(b)に該当する組織を複数設置している大学および大学の学部、(a)または(b)に該当する組織をまとめる公立の教育センタ-または公立の教育ネットワーク

とのこと。

ドメイン名の種類 - JPNIC

取得資格を満たしたうえで、代行業者に申請するのが基本的な流れでしょうか。
お名前.comでも購入できるみたいですね。

.ac.jpドメイン|ドメイン取得なら お名前.com

学術情報ネットワークSINETでも取得代行申請ができます。

ドメイン名(AC.JP)の取得について | 学術情報ネットワーク SINET5

おわりに

今回はドメインについて調べてみましたが、「大学だから購入可能」「学校法人だから購入可能」といったものが他にも色々とあります。

それはいずれまた紹介することとしますが、「ac.jp」のように、それを持つことがひとつの「大学としての証明」になることもあります。
(「ac.jp」を持っていないからと言ってイコール大学じゃないというわけではもちろんありません。)

ac.jpを冠すWebサイトであるならば、大学として、誇りを持てる情報を発信し続けて行けるよう努めていきたいですね。