大学が回答する調査は多数
大学は、文部科学省を含む様々な団体等から調査依頼が多く来ます。担当部署においては、この調査に対する回答だけでもかなりの労力を要し、辟易することもあります。充分な根拠・エビデンスを準備、確認したうえでの回答の作成が求められます。
そんな数多くの調査の中から、1年毎など、定期的に行われている調査についてまとめましたので、紹介します。
文部科学省の調査
学校基本調査
学校に関する基本的事項を調査し、学校教育行政上の基礎資料を得ることを目的とした調査。1年毎に実施。主な調査項目:学校数、在学者数、教職員数、学校施設、学校経費、卒業後の進路状況等
リンク:http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/1267995.htm
学校教員統計調査
統計法に基づく基幹統計調査(基幹統計である学校教員統計を作成するための調査)として、学校の教員構成並びに教員の個人属性、職務態様及び異動状況等を明らかにすることを目的とした調査。3年毎に実施。主な調査項目:(教員の)性別、年齢及び職名、学歴、勤務年数、免許状種類、授業時数、給料月額等
リンク:http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kyouin/1268573.htm
学術情報基盤実態調査(旧大学図書館実態調査)
国公私立大学の学術情報基盤(大学図書館、コンピュータ及びネットワーク等)についての現状を明らかにし、その改善の基礎資料とすることを目的とした調査。1年毎に実施。主な調査項目:図書館の職員数、面積、座席数、蔵書数、図書・雑誌受入数、サービス状況、経費、LAN・ネットワーク整備状況、セキュリティ等
リンク:http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/jouhoukiban/1266792.htm
大学における教育内容等の改革状況について
大学における教育内容・方法の改善等の実施状況について定期的な調査を実施し、国民への情報提供に努め、各大学のより積極的な教育内容等の改善に関する取組を促すことを目的とした調査。1年毎に実施。主な調査項目:カリキュラム編成上の工夫、外国語授業実施状況、初年次教育・GPA・FD・アクティブラーニング等の取組状況等
リンク:http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/daigaku/04052801/005.htm
厚生労働省・文部科学省の調査
大学・短期大学・高等専門学校及び専修学校卒業予定者の就職内定状況等調査卒業予定の学生について、就職内定状況を把握し、就職問題に適切に対処するための参考資料を得ることを目的とする調査。年4回実施(10月、12月、2月、4月)。
日本学生支援機構の調査
学生生活調査
学生生活状況を把握することにより、学生生活の実情を明らかにし、学生生活支援事業の充実のための基礎資料を得ることを目的とした調査。隔年で実施。主な調査項目:学生生活費、居住形態、家庭の年間収入、アルバイト従事状況、奨学金受給状況等
リンク:http://www.jasso.go.jp/about/statistics/gakusei_chosa/index.html
留学生に関する調査
外国人留学生の在籍状況を把握し、留学生施策に関する基礎資料を得ることを目的とした調査。1年毎に実施。主な調査項目:留学生数(国別・分野別)、進路状況等
リンク:http://www.jasso.go.jp/ryugaku/statistics/index.html
障害のある学生の修学支援に関する実態調査
平成28年4月の障害者差別解消法施行を受けた障害学生支援の体制作りの取組への支援を検討する上での障害学生の現状及び支援状況の把握目的とした調査。1年毎に実施。主な調査項目:障害学生数、支援状況、入学者選抜等における配慮状況。発達障害学生への支援状況等
リンク:http://www.jasso.go.jp/gakusei/tokubetsu_shien/chosa_kenkyu/chosa/index.html
その他の調査
学校法人基礎調査
おわりに
一部ではございますが、代表的な調査についてまとめてみました。リンク先で、調査結果も公表されておりますので、様々な分析等に役立つと思います。より良い教育や、学生の支援に役立つ情報ばかりですので、参考になる思います。